
持ち家から賃貸へ住み替えるメリット・デメリット
持ち家から賃貸へ住み替えるメリット・デメリット|高齢者が八千代市で老後の住まいを考えるポイント
年齢を重ねて、「今の家で暮らし続けることが少し大変になってきた」と感じていらっしゃいませんか。庭の手入れ、屋根や外壁などの修繕、階段の上り下り、通院や買い物など、持ち家での暮らしには、年齢とともに負担になってくることがいろいろあります。
一方で、長年暮らしたお家を手放す寂しさや、「賃貸に移ったら、家賃を払い続けられるだろうか」「高齢でも借りられるのだろうか」といった不安をお持ちの方も多いと思います。
実は、持ち家から賃貸への住み替えには、メリットもデメリットもあり、すべての方に同じ選択が合うわけではありません。この記事では、費用のこと、暮らしやすさのこと、高齢者の賃貸探しのこと、八千代市で調べられる公的な制度のことを、できるだけやさしく整理してご紹介します。ご自身やご家族にとって、無理のない住まいを考えるきっかけにしていただければ幸いです。
この記事のポイント
八千代市では、市営住宅、サービス付き高齢者向け住宅、住宅セーフティネット制度など、住まいに関する情報を案内しています。高齢の方が住まいを探すときは、一般の賃貸住宅だけでなく、こうした公的な制度も選択肢になります。また、生活保護を利用中の方、これから検討される方は、引っ越しを決める前に、必ず福祉事務所へ相談してください。
持ち家から賃貸へ住み替える人が増える背景とは?
老後の住まいを見直す方には、いくつか共通した理由があります。ご自身の状況に当てはまるものがないか、考えながらお読みください。
建物の維持管理や修繕が負担になる
戸建て住宅では、屋根、外壁、給湯器、水まわりなどの修理が必要になることがあります。また、庭の草むしりや植木の剪定、雪かきなど、年齢とともにつらく感じやすい作業もあります。分譲マンションにお住まいの場合も、管理費や修繕積立金、固定資産税といった負担があります。
修繕にかかる費用は、建物の状態や管理の状況によって大きく違い、将来いくら必要になるかを一律に予想することはできません。そのため、「これから必要になりそうな修繕費」と「賃貸に移った場合の家賃」を並べて比べてみることが大切です。
なお、持ち家は所有者であるご自身が維持管理の費用を負担します。賃貸では、普通に暮らしていて自然に古くなった部分の修繕などは、貸主(大家さん)が負担する場合があります。ただし、契約内容や傷みの原因によって異なりますので、契約書で確認が必要です。
参考:国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html
年齢を重ねると家の中の移動が大変になる
階段、お風呂、玄関などで「転んだら怖いな」と感じ始める方は少なくありません。部屋数の多い家や庭付きの戸建てが、今の暮らしには広すぎると感じることもあります。駅や病院、スーパーが近い住まいに移れば、毎日の負担が軽くなる可能性があります。
住み替える前に、こちらも考えてみましょう
住み替えだけが答えとは限りません。手すりの設置や段差の解消など、今のお家をバリアフリーにしたり、生活のしやすい動線に整えたりする方法もあります。「今の家で安全に暮らし続ける方法」も一緒に比べて、決めていくことが大切です。
八千代市では、高齢の方が住み慣れた地域で暮らし続けるための支援サービスを案内しています。市が実施する高齢者向けのサービスは「高齢者の地域生活支援のしおり」に掲載されており、長寿支援課や地域包括支援センターなどで確認できます。住み替え先を考えるときは、住宅そのものだけでなく、緊急時の連絡体制、見守り、介護サービス、通院のしやすさなども大切な判断材料になります。
参考:八千代市「高齢者の地域生活支援のしおり」
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/24/2884.html
持ち家から賃貸へ住み替える5つのメリット
まずは、住み替えによって得られる可能性のある良い点を、費用面と暮らし面の両方から見ていきましょう。
1. 建物の維持管理や大きな修繕の負担を減らせる
賃貸住宅では、ご自身が建物の所有者として大きな修繕を手配する必要がなくなります。普通に暮らしていて自然に古くなった部分については、貸主側が修繕を負担する場合があります。ただし、入居者が故意や不注意で傷つけてしまった場合などは、入居者の負担になることもあります。
また、賃貸でも家賃、管理費、共益費(共用部分の電気代や清掃費などにあてる費用)、契約更新のときの費用などがかかる場合があります。「賃貸にすれば必ず住居費が安くなる」とは限らないため、契約内容をよく確認しましょう。
2. 駅や病院、スーパーに近い場所へ移りやすい
今のお家が駅や病院、買い物をする場所から遠い場合、歩いて行ける範囲に必要なお店や施設がある住まいへ移ることで、毎日の暮らしが楽になる可能性があります。車の運転を控えたいとお考えの方にも、便利な場合があります。八千代台駅周辺など、生活の便利さを重視して住まいを探す方法もあります。
ただし、駅に近い物件は家賃が高めになることもあります。「便利さ」と「家賃」のバランスを考えて選ぶことが大切です。
3. 家の広さを見直し、掃除や片付けの負担を減らせる
ご夫婦お二人、あるいはお一人で暮らす場合、これまでの家が広く感じられることがあります。必要な部屋数や広さを見直せば、掃除や日々のお手入れが楽になる可能性があります。広さだけでなく、収納、段差、お風呂やトイレの使いやすさも確認しましょう。
長年住んだ家を離れることには、気持ちの面での負担もあります。思い出の品の整理は、時間をかけてゆっくり進めてください。
4. 持ち家の売却によって資金を確保できる可能性がある
持ち家を売却できた場合、そのお金を老後の生活費などにあてられる可能性があります。ただし、売却したお金がそのまま手元に残るわけではありません。実際に残る金額は、売却価格から、住宅ローンの残り、売却にかかる費用、税金などを差し引いて考えます。売却価格も、立地、築年数、建物の状態、市場の動きなどによって変わります。
生活保護を利用中・検討中の方へ
家を売ってお金が入ると、収入や資産の状況が変わり、生活保護の利用に影響する可能性があります。売却を進める前に、必ず福祉事務所へ相談してください。
参考:国税庁「土地や建物を売ったとき」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/jouto.htm
厚生労働省「生活保護を申請したい方へ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsuhogopage.html
5. 将来の生活スタイルに合わせて住まいを選び直せる
ご家族の状況や健康状態が変わったとき、それに合わせて住まいを見直しやすいのも賃貸の良さです。一般的な賃貸住宅、サービス付き高齢者向け住宅、市営住宅などを比べながら、ご自身に合うものを選べます。見守りや生活相談が必要な場合は、建物の設備だけでなく、受けられるサービスも確認しましょう。
八千代市の公式サイトでは、市営住宅やサービス付き高齢者向け住宅などの情報が案内されています。住宅ごとに、入居できる条件、費用、受けられるサービスは異なります。
参考:八千代市「住まいを探している方向け情報ページ」
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/44/3971.html
持ち家から賃貸へ住み替える4つのデメリット
良い点だけでなく、注意したい点も知っておくと、あとで「こんなはずではなかった」という事態を防げます。
1. 家賃を毎月支払い続ける必要がある
賃貸では、住み続ける限り家賃がかかります。年金で暮らす場合は、毎月の収入のうち家賃がどのくらいの割合になるかを確認することが大切です。家賃のほかにも、管理費、共益費、光熱費、食費、医療費、介護費などが必要です。
持ち家を売却した場合は、そのお金で何年くらい生活を支えられるかも考えておきましょう。売却代金の金額だけでなく、将来の支出も含めて資金計画を立てることが大切です。
2. 高齢になると賃貸住宅の審査で不安を感じることがある
高齢の方を受け入れるかどうかは、物件や貸主(大家さん)の考え方によって異なります。入居の審査では、収入や家賃を払う力、保証会社の利用条件、緊急時の連絡先などを確認されることがあります。健康状態や、入居後の見守りについて、貸主が心配に思う場合もあります。
ただし、高齢だからといって、すべての賃貸住宅が借りられないわけではありません。国の「住宅セーフティネット制度」では、高齢の方などの入居を拒まない賃貸住宅が登録されています。もっとも、登録されている住宅でも、入居の条件や契約の審査はあります。
参考:国土交通省「住宅セーフティネット制度」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000002.html
セーフティネット住宅情報提供システム
https://safetynet-jutaku.mlit.go.jp/guest/index.php
3. 住み替えの際にまとまった費用が必要になる
賃貸住宅を借りるときは、敷金(お部屋を借りる際に大家さんへ預けるお金)、礼金、仲介手数料(不動産会社へ支払う手数料)、保証会社の費用、前家賃などがかかる場合があります。さらに、引っ越し代や、家具・家電の買い替え費用も考えておく必要があります。持ち家を売る場合は、売却にかかる費用や住宅ローンの精算も確認しましょう。
初期費用は物件や契約条件によって違います。契約する前に、見積もりを出してもらうと安心です。
生活保護を受給中の方へ
引っ越しに伴う敷金などは、一定の条件を満たす場合に支給の対象となることがあります。ただし、すべての初期費用が公的な支援の対象になるわけではありません。契約する前に、必ず福祉事務所やケースワーカー(担当の職員の方)へ相談してください。
参考:厚生労働省「生活保護法による保護の実施要領の取扱いについて」
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta8433&dataType=1&pageNo=1
4. 長年住み慣れた家や地域を離れることになる
長く暮らしたお家には、たくさんの思い出があります。手放すことに抵抗を感じるのは、自然なことです。ご近所づきあいや、地域の知り合いとの関係が変わることもあるでしょう。新しい住まいで、買い物や通院、電車やバスの利用に困らないか、ご親族や知人が近くにいて、困ったときに助けてもらえるかも確認しておきたい点です。
住み替えは、お急ぎになる必要はありません。ご家族と話し合いながら、ゆっくり準備を進めてください。
持ち家と賃貸はどちらがよい?老後の住まいを比較
ここまでのメリットとデメリットをふまえて、どんな方にどちらが向いているかを整理してみましょう。
持ち家に住み続けることが向いている人
- 住宅ローンの負担が少ない、または完済している方
- 建物の維持管理や修繕の費用を、無理なく負担できる方
- 今の家が暮らしやすく、通院や買い物にも困っていない方
- ご近所とのつながりがあり、今の地域で暮らし続けたい方
- 必要に応じてバリアフリーの工事などを行い、安全な環境を整えられる方
ただし、住宅ローンを払い終えていても、固定資産税、保険料、修繕費などはかかる場合があります。将来の修繕や介護への備えも考えておきましょう。
賃貸へ住み替えることが向いている人
- 建物の維持管理や庭の手入れが負担になっている方
- 駅、病院、スーパーなどに近い場所で暮らしたい方
- ご家族の状況や健康状態の変化に合わせて、住まいの広さや設備を見直したい方
- 持ち家を売った場合の資金と家賃を比べて、無理のない生活設計を立てられる方
- 見守りや生活相談などのサービスが使える住宅を検討したい方
こちらも注意が必要です。高齢の方を受け入れている物件を探す必要がある場合があります。また、毎月の家賃を長く払い続けられるか、契約の更新や将来の転居のことも考えておきましょう。
住み替えを決める前に確認したい5つのポイント
- 今の持ち家に、これからどのくらい修繕費が必要になりそうか
- 持ち家を売る場合、費用を差し引いていくら手元に残るか
- 住み替えた後の家賃や生活費を、年金などの収入で払っていけるか
- 希望する地域に、高齢の方を受け入れている賃貸住宅があるか
- ご家族、病院、介護サービスなどとのつながりを保てるか
結論
持ち家と賃貸のどちらが優れているかは、一概には決められません。経済状況、健康状態、ご家族との関係、これからの暮らし方の希望をあわせて考えて、ご自身にとって安心できる方を選ぶことが大切です。
高齢者が賃貸住宅へ住み替える際に知っておきたいこと
「高齢だから借りられないのでは」という不安をお持ちの方に、探し方のヒントをご紹介します。
高齢者の入居を拒まない賃貸住宅を探す
高齢の方などの入居を拒まない住宅を探す方法のひとつが、国土交通省の「セーフティネット住宅情報提供システム」です。登録された住宅の場所、家賃、間取りなどをインターネットで検索できます。また、国土交通省は2026年2月3日から、LIFULL HOME'Sと連携して、セーフティネット住宅の情報を探しやすくする取り組みを始めています。
一般の不動産ポータルサイトや、地域の不動産会社に相談する方法もあります。物件によっては、年齢、収入、保証会社の利用条件、緊急連絡先などの確認が必要です。希望条件に優先順位をつけておくと、探しやすくなります。
なお、登録されている住宅でも、空室がなかったり、契約の条件が合わなかったりして、入居できない場合があります。
参考:国土交通省「LIFULL HOME'Sと連携したセーフティネット住宅の情報発信を開始」
https://www.mlit.go.jp/report/press/house03_hh_000259.html
連帯保証人がいない場合はどうすればよい?
賃貸の契約では、物件や条件によって、連帯保証人を立てることや、保証会社の利用を求められる場合があります。連帯保証人を立てられなくても、保証会社を利用すれば契約できる物件もあります。保証会社の利用条件や費用は、会社や契約内容によって違います。
言葉の意味をやさしく説明します
連帯保証人:入居する方が家賃を払えなくなったときなどに、入居者と同じように支払いの責任を負う人のことです。
保証会社:入居者に代わって家賃を立て替える約束をしてくれる会社です。連帯保証人の代わりに利用します。
緊急連絡先:入居者に何かあったときに連絡を受ける人のことです。連帯保証人とは役割が違います。
保証会社を使えば必ず契約できる、というわけではありません。また、高齢の方の住まい探しを手伝ってくれる「居住支援法人」(都道府県が指定する法人で、家賃の保証、住まい探しの相談、見守りなどを行います)が、相談先になる場合もあります。サービスの内容や対象は、法人ごとに異なります。緊急連絡先についても、事前に不動産会社へ相談しておくと安心です。
参考:国土交通省「住宅確保要配慮者居住支援法人について」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr7_000026.html
見守りや生活相談が必要な場合はサービス付き高齢者向け住宅も検討する
一般の賃貸住宅のほかに、「サービス付き高齢者向け住宅」という選択肢もあります。高齢の方向けの登録住宅で、少なくとも、安否確認(毎日の様子を見守ってもらうこと)と生活相談のサービスが受けられます。それ以外の生活支援、介護、医療との連携などは、住宅によって内容が異なります。
家賃だけでなく、共益費、サービス費、食費など、毎月かかる費用も確認しましょう。一般の賃貸住宅とは、費用やサービスの内容が違いますので、契約の前によく比べてください。
八千代市で持ち家から賃貸へ住み替える際に検討したい公的制度
八千代市周辺で住み替えを考えている方が、実際に調べてみる価値のある制度をご紹介します。制度ごとに対象になる方や条件が違うので、混同しないようにご注意ください。
市営住宅を検討する
八千代市では、住まいに困っている方を対象に、市が管理する住宅を、比較的低い家賃で貸し出しています。入居には資格の条件があり、募集の時期や空き状況にも左右されます。一人暮らしの場合は、60歳以上の方や生活保護を受けている方など、決められた条件に当てはまると申し込める住宅があります。
募集時期は原則として、6月、10月、2月の各1日から15日と案内されています。ただし、空きがない場合などは募集を行わないこともあります。申し込む前に、必ず市の公式サイトで最新の募集案内や入居の条件を確認してください。募集を待つ間は、民間の賃貸住宅も含めて探す方法を考えておくと安心です。
参考:八千代市「市営住宅」
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/22/2805.html
住宅セーフティネット制度を利用して物件を探す
「住宅セーフティネット制度」とは、高齢の方、所得の少ない方、障害のある方など、住まいを探すのに特に配慮が必要な方(住宅確保要配慮者)が、民間の賃貸住宅へ入居しやすくなるようにする仕組みです。入居を拒まない住宅が登録され、専用のシステムで場所や家賃などの条件を指定して探せます。空室の状況や契約の条件は、掲載情報や不動産会社への問い合わせで確認しましょう。
地域によっては、家賃や保証料の負担を軽くする補助が設けられている場合もありますが、自治体や住宅、条件によって異なります。八千代市で利用できる支援があるかどうかは、市の窓口で個別にご確認ください。
参考:八千代市「住まいを探している方向け情報ページ」
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/44/3971.html
そのほかの選択肢と、生活支援サービスも確認する
市の案内には、UR都市機構の「近居割」というサービスも載っています。条件を満たした新しく入居する方を対象に、募集時の家賃を5年間5%減額する制度として案内されています。対象となる住戸や世帯の条件がありますので、すべての方が使えるわけではありません。
なお、「持ち家から賃貸へ住み替える高齢の方に、費用を一律で補助する制度」があるかどうかは、確認できておりません。ご利用を考えている方は、八千代市や千葉県の最新の公式情報をご確認ください。
また、住み替え先の住宅だけでなく、地域で使える生活支援サービスも調べておくと安心です。安否確認、生活相談、介護サービス、通院の手段など、必要な支援を整理して、長寿支援課や地域包括支援センターで確認してみましょう。サービスによって、使える条件や費用が違います。
生活保護を受給している場合、持ち家から賃貸へ住み替えるには?
生活保護を受けている方、これから申請を考えている方が、安心して住み替えを考えられるよう、公的な情報をもとに説明します。
持ち家があっても生活保護を申請できる
持ち家がある方でも、生活保護を申請できます。「家を持っているから無理だ」と、あきらめる必要はありません。住んでいる家については、一定の条件のもとで、持ち続けることが認められる場合があります。持ち続けられるかどうかは、お家の価値やご生活の状況などを踏まえて、一人ひとり個別に判断されます。
「持ち家があれば必ず売らなければならない」と、一律に決まっているわけではありません。売却や住み替えをお考えの場合は、ご自身だけで手続きを進めず、まず福祉事務所へ相談してください。
住宅扶助とは?家賃の上限はどう決まる?
「住宅扶助」とは、生活保護のなかで、家賃などの住まいにかかる費用を支える仕組みです。ただし、家賃が無条件で全額支給されるわけではありません。家賃には、世帯の人数などに応じた上限額があり、実際にどう扱われるかは、制度上の基準にしたがって判断されます。
世帯の状況や地域の住宅事情によっては、特別な基準が検討されることもあります。たとえば、高齢の方で、これまでの生活の状況から引っ越しが難しいと認められる場合や、通常の上限額の範囲では住まいを見つけにくい場合などです。
大切なお願い
八千代市での具体的な家賃の上限額は、世帯の人数や個別の事情によって変わります。気になる物件が見つかったら、契約の前に、必ず福祉事務所へご確認ください。家賃のほかに、管理費、共益費、保証会社の費用なども、あわせて確認しておくと安心です。
参考:八千代市「生活保護」
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/23/2857.html
厚生労働省「生活保護法による保護の実施要領について」
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta8432&dataType=1
敷金や引っ越し費用は支給される?
生活保護を受けている方が引っ越す場合、一定の条件を満たすと、敷金などが支給の対象になることがあります。引っ越しの理由や状況をふまえて判断されるため、すべての引っ越しで、敷金や引っ越し費用が出るわけではありません。
転居を決める前に、担当のケースワーカーや福祉事務所へ相談してください。福祉事務所への相談より先に、賃貸の契約を結んだり、お金を支払ったりしないよう、ご注意ください。
生活保護受給者が賃貸住宅を探す際の手順
相談の進め方の一例をご紹介します。実際の手順は、一人ひとりの状況によって異なります。
- 担当のケースワーカーや福祉事務所に、住み替えの理由を相談する
- 家賃の上限額や、希望する物件の家賃について確認する
- 引っ越しの費用が支給される可能性があるか確認する
- 不動産会社に希望の条件を伝え、家賃や入居の条件に合う物件を探す
- 保証会社や緊急連絡先の条件を確認する
- 福祉事務所と相談しながら、契約や引っ越しの手続きを進める
入居の審査や保証会社の利用条件は、物件や契約内容によって異なります。
参考:厚生労働省「住宅扶助の認定にかかる留意事項について」
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc1034&dataType=1&pageNo=1
持ち家から賃貸への住み替えで失敗しないためのチェックリスト
住み替えを具体的に考え始めたら、次の項目を確認してみてください。
住み替え前に確認したいお金のこと
- 持ち家を売った場合の、売却価格の見込み
- 住宅ローンの残り
- 売却にかかる費用や税金
- 賃貸住宅の初期費用
- 引っ越し費用や、家具・家電の購入費用
- 毎月の家賃、管理費、共益費
- 年金などの収入から生活費を引いた後も、無理なく住居費を払えるか
- 将来の医療費や介護費も考えた資金計画になっているか
住み替え先の環境について確認したいこと
- 駅やバス停までの距離
- 病院や薬局までの距離
- スーパーやコンビニなど、買い物のしやすさ
- 室内の段差や階段の有無
- お風呂、トイレ、玄関の使いやすさ
- エレベーターの有無
- 緊急時の連絡体制や、見守りサービスが必要かどうか
- ご親族や知人との距離
- 介護が必要になったときの生活環境
契約前に確認したいこと
- 高齢の方の入居を受け入れている物件か
- 保証会社の利用条件
- 連帯保証人や緊急連絡先の条件
- 契約時の初期費用
- 契約期間と、更新のときの費用
- 退去するときの原状回復(お部屋を元の状態に戻すこと)の条件
- 生活保護を受けている場合は、家賃の上限額や引っ越し費用の扱いを、福祉事務所に確認したか
物件の条件だけでなく、住み替えた後の生活費や暮らしの環境まで確認してから決めることが大切です。
持ち家から賃貸への住み替えで迷ったら、まずは相談してみましょう
住み替えは、これからの暮らしを考える大切な機会
持ち家から賃貸への住み替えには、建物の維持管理の負担を減らせる可能性がある一方で、家賃や初期費用の負担もあります。どちらがよいかは、収入、健康状態、ご家族との関係、今のお家の状態によって変わります。
住み替えを急いで決める必要はありません。今のお家に住み続ける方法も含めて、ゆっくり比べて考えることが大切です。高齢の方の賃貸探しでは、家賃や間取りだけでなく、入居の条件、保証会社、緊急連絡先なども確認しておきましょう。そして、生活保護を受けている方、申請を考えている方は、売却や引っ越しの前に、福祉事務所へご相談ください。
八千代市周辺で住まいを探している方は、株式会社優先席へご相談ください
株式会社優先席は、千葉県八千代市八千代台にある不動産会社です。高齢の方や、生活保護を受けている方など、住まい探しに不安を感じている方のご相談に対応しています。
こんなお悩みはありませんか?
- 今の家に住み続けるべきか、賃貸へ移るべきか迷っている
- 高齢になってから賃貸住宅を借りられるか不安
- 年金の範囲内で暮らせる物件を探したい
- 生活保護を受けているが、住み替えについて相談したい
- 八千代市周辺で、自分に合う住まいを探したい
高齢の方の入居を受け入れている物件を探したい方、保証人や緊急連絡先に不安がある方、生活保護を受けながらの住み替えを考えている方は、お気軽にご相談ください。ご相談の際は、希望する地域、家賃、間取り、入居したい時期などを、思いつく範囲で整理しておくと、お話がスムーズです。
ご相談にあたってのお願い
物件の空室状況や入居の条件は、一件ずつ確認が必要です。また、生活保護を受けられるかどうか、住宅扶助(家賃の支援)が支給されるかどうかは、福祉事務所が判断します。不動産会社が、受給や審査の結果をお約束するものではありません。あらかじめご了承ください。
住み替えは、単に家を変えることではなく、これからの暮らし方を考えることでもあります。一人で悩まず、福祉事務所や不動産会社などの相談先を、必要に応じてお使いください。株式会社優先席は、住まい探しのご相談をお待ちしております。
