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高齢者の賃貸入居で大家さんの不安を減らす対策と八千代市の支援制度

小屋野 輝久

筆者 小屋野 輝久

不動産キャリア10年

習志野市で育ち、八千代市の高校に通いました。八千代台は地元です。10年以上の実務経験から、迅速に丁寧な接客を心掛けます。ご相談だけでも構いません。駅前に店舗がありますので、お気軽にお越しください。

高齢者の賃貸入居で大家さんが心配する孤独死・認知症とは?不安を減らす対策と八千代市の支援制度

「年齢が高いから、賃貸のお部屋を借りられないのではないか」「一人暮らしだと、大家さんに断られてしまうのではないか」。お部屋探しの際に、そんなご不安を感じていらっしゃる方は少なくありません。

一方で、大家さんの側にも、現実的なご心配があります。たとえば、お部屋の中で亡くなった後の発見が遅れること(いわゆる孤独死)、認知症による暮らしの中でのトラブル、家賃の支払い、緊急のときに誰に連絡すればよいのか、といったことです。

ただし、高齢の方すべて、あるいは認知症の診断を受けた方すべてに、同じ問題が起こるわけではありません。大切なのは、年齢だけで決めてしまうのではなく、ご本人の暮らしぶりに合ったお住まいを選び、必要な見守りや支えの仕組みを整えることです。

この記事では、大家さんが心配される主なことと、その不安を和らげるための方法、千葉県八千代市で利用できる支援制度、安心して暮らせるお部屋の探し方を、できるだけやさしい言葉でご説明します。

私たち「株式会社優先席」は、八千代台を拠点に、高齢の方や生活保護を受給されている方のお住まい探しをお手伝いしている不動産会社です。ぜひ最後までお読みください。

この記事のポイント

  • 大家さんの不安には、それぞれ具体的な対策があります。
  • 見守り・緊急通報・保証・福祉サービスは、役割がそれぞれ違います。
  • 八千代市には、相談できる窓口や支援制度があります。
  • 制度には対象となる条件があります。事前の確認が大切です。

なぜ高齢者の賃貸入居では大家さんが不安を感じるのか?

大家さんが心配されることを知っておくと、ご自身でどのような準備をすればよいかが見えてきます。まず、よくあるご不安を整理してみましょう。なお、不安を感じることと、高齢の方全員に問題があることは、まったく別のお話です。

孤独死が発生した場合の対応や原状回復への不安

一人暮らしの入居者さんがお部屋で亡くなり、発見が遅れてしまうことを心配される大家さんがいらっしゃいます。発見までの時間や状況によっては、特殊清掃(専門の業者による特別な掃除)や原状回復(お部屋を元の状態に戻す工事)、残された荷物の片付けが必要になることがあるためです。

ただし、すべての場合で特殊清掃や大がかりな工事が必要になるわけではありません。入居後の安否確認、緊急時の連絡先の整備、地域の見守りなどによって、こうした心配を和らげていくことができます。

国の制度としては、2025年10月1日に「改正住宅セーフティネット法」が施行されました。これは、大家さんが抱える孤独死、亡くなった後の荷物の片付け、家賃の滞納といった不安に対応するための法律です。この改正で、大家さんと「居住支援法人」などが連携して入居者の見守りや生活のお手伝いをする「居住サポート住宅」の認定制度が始まりました。

また、2025年10月1日以降は、一定の条件のもとで、入居者の方が亡くなったときの荷物の片付けを支える仕組みも整えられています。

ご注意:制度があるからといって、すべての高齢の方が希望するお部屋に入居できるわけではありません。見守りや保証などの仕組みを組み合わせることで、入居される方と大家さんの双方の不安を減らしていく、という考え方が大切です。

参照元:国土交通省「住宅セーフティネット制度」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000055.html

認知症による生活上のトラブルへの不安

認知症の症状によっては、お金の管理、火の取り扱い、お薬の飲み忘れなど、日々の暮らしにお手伝いが必要になることがあります。大家さんは、こうした点を心配されることがあります。

しかし、症状や生活する力には大きな個人差があります。認知症の診断があるというだけで、暮らしの中で問題が起こると決めつけるべきではありません。また、認知症の診断があることと、賃貸住宅で暮らせないことは、同じ意味ではありません。

ご本人の状態に合わせて、ご家族、医療機関、地域包括支援センター(高齢の方の相談窓口)、介護サービスなどと連携しながら、一人ひとりに合った支え方を考えることが大切です。ご自身でできることと、お手伝いが必要なことを整理しておくと、お住まい選びや見守りの検討にもつながります。

参照元:厚生労働省(認知症施策に関する資料)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000167804.html
八千代市公式ホームページ(地域包括支援センター)
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/97/30435.html

家賃滞納や緊急時の連絡体制への不安

大家さんは、家賃が続けて支払われるか、何かあったときに誰へ連絡すればよいかも気にされます。年金などの収入、毎月の生活費、家賃のバランスを、お部屋探しの前に整理しておくと安心です。

「保証会社」を利用できる場合は、契約の条件と、何を保証してくれるのかを確認しましょう。保証会社とは、入居者の方が家賃を払えなくなったときに、代わりに大家さんへ立て替えてくれる会社のことです。

知っておきたいポイント:保証会社が保証するのは、契約で決められた家賃などです。孤独死を防ぐことや、亡くなった後の荷物の片付けまで、自動的に保証されるわけではありません。また、「緊急連絡先」があることと、「連帯保証人」がいることは別のお話です。

参照元:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000055.html
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr7_000026.html

大家さんの不安を軽減するための具体的な対策5選

孤独死、認知症、家賃の支払いなどへの不安は、入居前と入居後の工夫で和らげることができます。入居される方に無理な負担をかけるのではなく、ご本人の状態に合った仕組みを組み合わせることが大切です。

対策1:定期的な安否確認や見守りサービスを活用する

ご家族からの定期的な連絡、訪問による見守り、民間の見守りサービス、人感センサー(人の動きを感じ取る機械)を使う方法などがあります。サービスによって、確認の方法、連絡先、異常があったときの対応が違いますので、利用条件を確認しましょう。

八千代市には、次のような制度があります。それぞれ役割が違います。

八千代市の緊急通報システム(個人向け)

  • 自宅で急な病気や事故があったとき、ボタン操作で外部に通報できる機器を設置する制度です。
  • 対象は「65歳から74歳までの一人暮らしで、要支援・要介護の認定を受けた方」、または「75歳以上の一人暮らしの方」です。
  • 通報用の本体、ペンダント、人感センサーが設置されます。
  • 人感センサーが24時間反応を感じ取らない場合は、緊急事態と判断して自動的に通報される仕組みもあります。
  • 設置工事費と月々の使用料は無料です。ただし、電話回線の定期点検などに伴う通話料として、月額150~300円程度の自己負担があります。

八千代市の高齢者見守りネットワーク活動(地域全体の見守り)

  • 市が民間事業者と協力して、市内の高齢の方を見守る活動です。
  • 協力事業者が日々の仕事の中で異変に気づいたとき、市へ連絡する仕組みです。
  • 異変の例として、郵便物や新聞が何日もたまっている、照明が何日も点いたまま、雨戸が閉まったまま、洗濯物が何日も干されたままといった状況があげられています。

ご注意:緊急通報システムは、緊急時の通報を助けるものであり、孤独死そのものを完全に防ぐ制度ではありません。また、高齢者見守りネットワーク活動は、地域全体で見守る仕組みです。すべての入居者の方を24時間確認したり、個別に定期訪問したりするものではありません。対象条件や申込方法は、必ず市にご確認ください。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/24/42677.html
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/24/11943.html

対策2:緊急連絡先や家族・支援者との連携体制を整える

何かあったときの連絡先を確認し、ご本人の同意を得たうえで、必要な情報を関係する方々と共有しておくことが大切です。

ご家族が近くにお住まいでない場合は、地域包括支援センターなどの相談窓口とつながっておく方法があります。八千代市内には、地域ごとに6か所の地域包括支援センターがあり、介護、福祉、健康などの相談に応じています。

ご家族がいらっしゃらないことだけで、お部屋探しを諦める必要はありません。物件や契約の条件に合わせて、使える支援の方法を一緒に考えていきましょう。ただし、緊急連絡先を確保できても、連帯保証人の代わりになるとは限りません。物件ごとの条件を確認してください。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/97/30435.html

対策3:家賃債務保証会社や居住支援法人を活用する

家賃債務保証会社は、契約内容にもとづいて、家賃などの支払いを保証する会社です。利用できるかどうかは、会社ごとの審査の基準や、物件の契約条件によって変わります。

「居住支援法人」は、高齢の方や低所得の方などが民間の賃貸住宅に入居しやすくなるように、都道府県が指定する法人です。家賃の保証、住宅情報の提供、入居の相談、見守りなどの生活支援を行っているところがあります。ただし、すべての法人が同じ支援をしているわけではありませんので、どんな業務をしているかを確認することが大切です。

家賃の保証と見守りの支援は、役割が違います。両方を組み合わせることも選択肢のひとつです。なお、孤独死に伴う費用や、亡くなった後の荷物の片付けについては、保証や契約の対象になる範囲を個別に確認する必要があります。

参照元:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr7_000026.html
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000055.html

対策4:居住サポート住宅など見守り体制のある住まいを検討する

居住サポート住宅は、大家さんと居住支援法人などが連携して、入居者の暮らしを支える住宅です。主な支援は、毎日の安否確認、訪問などによる見守り、生活や心身の状態が不安定になったときに福祉サービスへつなぐことです。支援を担うのは居住支援法人だけでなく、社会福祉法人、NPO法人、管理会社なども対象になり得ます。

認定された住宅の情報は、専用の「居住サポート住宅情報提供システム」で確認できます。ご自身の生活状況や希望、費用、支援の内容を比べながら検討しましょう。

また、「サービス付き高齢者向け住宅」も、一般的な賃貸住宅とは違うお住まいの選択肢です。こちらも専用の情報提供システムで検索できます。住宅ごとに入居条件、費用、サービス内容が違いますので、詳しく確認してください。

ご注意:八千代市周辺で実際に利用できる居住サポート住宅の登録状況、所在地、入居条件、空室の状況は、その都度確認が必要です。気になる住宅がありましたら、お気軽にご相談ください。

参照元:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000055.html
居住サポート住宅情報提供システム
https://support-jutaku.mlit.go.jp/
サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム
https://www.satsuki-jutaku.mlit.go.jp/

対策5:入居前に本人の生活状況に合った支援体制を検討する

入居する前に、日常生活でどのくらいご自身でできるか、どんなお手伝いがあると安心かを確認しておきましょう。必要に応じて、ご本人の同意のもとで、ご家族、支援者、地域包括支援センターなどに相談します。

火の取り扱い、お薬の管理、お金の管理、通院、緊急時の対応などで心配なことがある場合は、お部屋の設備や支援の体制と照らし合わせて考えます。すべてを不動産会社だけで解決できるわけではありませんので、必要に応じて専門の機関におつなぎします。

入居前の確認は、入居をお断りするためのものではありません。入居した後も安心して暮らせる環境を整えるために行うものです。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/97/30435.html
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000167804.html

高齢者が安心して暮らせる賃貸住宅の探し方

高齢の方の入居に理解のあるお部屋を探すときは、一般的な賃貸の検索サイトだけに頼らず、公的な住宅支援の制度や、高齢の方の相談に慣れた不動産会社も活用しましょう。

「高齢者相談可」「高齢者歓迎」などの条件で探す

物件を検索するときは、「高齢者相談可」「高齢者歓迎」などと書かれたお部屋を優先して探す方法があります。ただし、そう書かれていても、年齢、健康状態、保証会社の審査、緊急連絡先などの条件が設けられている場合があります。

表示だけで判断せず、不動産会社を通じて、大家さんや管理会社に詳しい条件を確認しましょう。見守りサービスの利用が条件になっているお部屋では、その内容と費用も確認しておくと安心です。

セーフティネット住宅や居住サポート住宅を検索する

「セーフティネット住宅」は、高齢の方など、住まいの確保に配慮が必要な方の入居を拒まない住宅として登録されたお部屋です。公式の案内から「セーフティネット住宅情報提供システム」を利用して探すことができます。

一方、「居住サポート住宅」は、見守りや生活の支援を組み合わせた住宅です。両者は目的や仕組みが違いますので、必要な支援の内容に応じて探すことが大切です。

ご注意:入居の条件や募集の状況は、住宅ごとに違います。検索サイトに載っているだけで「入居できる」と判断せず、貸主(大家さん)や管理会社に必ず確認してください。

参照元:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000055.html
居住サポート住宅情報提供システム
https://support-jutaku.mlit.go.jp/

八千代市の居住支援協議会や相談窓口を活用する

八千代市は、2026年8月7日に「八千代市居住支援協議会」を設置しました。低所得の方、高齢の方、障害のある方、子育て世帯など、住まいの確保に特別な配慮が必要な方が、民間の賃貸住宅に入居できるよう支援するための協議会です。行政、不動産関係の団体、居住支援団体などが連携する体制が整えられています。

この協議会では、住まいの確保に関する実態や動向を共有し、入居される方と大家さんの双方に必要な支援について話し合います。また、「不動産協力店事業」として、住宅の確保に配慮が必要な方の入居に理解と協力のある不動産店を登録する仕組みも設けられています。登録された不動産協力店は市のホームページに掲載され、居住相談窓口と連携して住まい探しに協力します。

住まい探しでお困りの際は、不動産会社だけでなく、市の居住支援に関する窓口にも相談できます。実際の相談窓口や協力店の登録状況、利用条件は、市の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

また、千葉県には「あんしん賃貸支援事業」があります。高齢の方などの入居を受け入れる民間賃貸住宅や不動産店の登録を通じて、入居の円滑化と安心できる賃貸借関係づくりを支援する事業です。詳しくは千葉県の公式案内をご確認ください。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/44/68051.html
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/44/3946.html

サービス付き高齢者向け住宅も比較する

一般的な賃貸住宅での暮らしに不安がある場合は、サービス付き高齢者向け住宅も検討できます。見守りや生活支援などの提供内容を確認して、ご本人に合った住まいを選ぶことが大切です。

一般的な賃貸住宅とは、費用や契約の内容が違うことがあります。家賃だけでなくサービスの費用も含めた月々の総額で比べましょう。すべての住宅が同じ支援をしているわけではない点にもご注意ください。

参照元:サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム
https://www.satsuki-jutaku.mlit.go.jp/

八千代市で利用できる高齢者の見守り・生活支援制度

お部屋に入居した後も安心して暮らせるように、八千代市で利用できる公的な支援や相談先をご紹介します。制度ごとに、対象となる方や条件が違います。

緊急通報システムで急病や事故に備える

先ほどご紹介した緊急通報システムは、一人暮らしの方が自宅で倒れたときなどに備える制度です。対象は、65歳から74歳までで一人暮らしの要支援・要介護認定を受けている方、または75歳以上の一人暮らしの方です。

ボタンを押すと外部に通報できる機器に加え、人感センサーが24時間反応を感じ取らなかった場合に、自動的に通報される仕組みがあります。設置工事費と月々の使用料は無料ですが、通話料として月額150~300円程度の自己負担があります。詳しい対象条件や申込方法は、市にご確認ください。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/24/42677.html

地域包括支援センターに相談する

地域包括支援センターは、高齢の方の介護、福祉、健康、権利を守ることなどについて相談できる窓口です。保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員などの専門の職員がいて、必要に応じて他の専門機関も紹介してくれます。八千代市内に6か所あります。

お近くの相談窓口(一部)

  • 八千代台地区:八千代台地域包括支援センター
    八千代台南1-7-2 新緑ビル1階/電話 047-406-5576
  • 高津・緑が丘地区:高津・緑が丘地域包括支援センター
    高津団地1-13-112/電話 047-489-4655
  • 相談時間:月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時まで(祝祭日を除く)

認知症の疑いがあるとき、入居後の生活に不安があるときなどにご相談ください。ご家族だけで問題を抱え込まず、地域の専門機関と協力していくことが大切です。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/97/30435.html

高齢者見守りネットワーク活動を知っておく

八千代市が民間事業者と協力して行っている見守り活動です。郵便物がたまっている、照明が何日も点いたままといった日常の中の小さな異変に気づくことが、早めの支援につながります。

ご注意:この活動は、地域全体で高齢の方を見守る仕組みです。すべての入居者の方への定期訪問や、24時間の安否確認を保証するものではありません。賃貸住宅の入居者の方が個別に見守られるとは限らないため、実際の利用条件を確認してください。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/24/11943.html

「高齢者の地域生活支援のしおり」で利用できる制度を調べる

八千代市は、高齢の方が住み慣れた地域で暮らし続けるためのサービスをまとめた「高齢者の地域生活支援のしおり」を公開しています。2026年度版が掲載されており、高齢者向けのさまざまな支援を調べるときに役立ちます。

お住まいのことだけでなく、生活全体の支援を確認することが大切です。利用条件や費用はサービスごとに違いますので、個別にご確認ください。

家賃の補助について:今回確認できた市の公式情報の範囲では、すべての高齢の方が使える一般的な家賃補助や、孤独死対策の一律の補助金は確認できませんでした。家賃の補助や引っ越し費用、見守りサービスの利用料の助成などについては、対象となる方、期間、申請の条件を市の窓口でご確認ください。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/24/2884.html
https://www.city.yachiyo.lg.jp/life/1/16/85/

生活保護を受給している高齢者が賃貸住宅を探すときのポイント

生活保護を受給されている方がお住まいを探すときは、家賃だけでなく、保証会社、初期費用、見守りの体制なども合わせて確認することが大切です。なお、生活保護を受けていることと、孤独死や認知症のリスクを結びつけて考える必要はありません。

住宅扶助の基準を確認してから物件を探す

「住宅扶助」とは、生活保護のなかで、家賃や地代などお住まいにかかる費用を支える制度です。お部屋の家賃について、この住宅扶助の基準を確認する必要があります。

基準となる金額は、お住まいの地域や世帯の人数などによって違います。ご自身に今適用される金額は、担当のケースワーカー(福祉事務所の担当職員)にご確認ください。また、家賃が基準の範囲内であっても、そのお部屋への入居が自動的に認められるわけではありません。

転居にかかる敷金などについても、やむを得ない事情による転居など、決められた条件を満たす場合に認められることがあります。具体的な金額や認められるかどうかは、福祉事務所などで確認が必要ですので、契約の前に必ずご相談ください。

大切なポイント:住宅扶助の基準額と、実際にそれぞれの世帯に認められる家賃額は同じとは限りません。インターネット上や古い資料に載っている金額は、掲載された年度を確認する必要があります。契約の前に、担当のケースワーカーへ必ずご確認ください。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/23/2857.html
千葉県
https://www.pref.chiba.lg.jp/kenshidou/shien/book/seikatsuhogo.html

保証会社の利用条件や初期費用を確認する

生活保護を受給されている方がお部屋を借りる場合も、物件や保証会社によって条件が違います。保証会社の審査の基準、保証料、更新料、保証の対象などを事前に確認しましょう。保証会社を使えるかどうかは、受給の状況だけでなく、各社の基準や物件の契約条件によっても変わります。

また、火災保険料、仲介手数料、鍵の交換費用、引っ越し費用など、最初にかかる費用の内容も整理しておくと安心です。費用の支払い方法や、生活保護での取り扱いについては、担当のケースワーカーにご確認ください。

参照元:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr7_000026.html
八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/23/2857.html

見守りサービスや生活支援を組み合わせる

一人暮らしの高齢の方は、家賃や物件の条件だけでなく、入居後の暮らしを支える仕組みも確認することが大切です。居住サポート住宅、地域包括支援センター、緊急通報システムなどが選択肢になります。

必要な支援をあらかじめ整理しておくと、ご本人に合った住まいを検討しやすくなります。制度やサービスは、それぞれ対象となる条件が違いますので、確認してから申し込みましょう。

参照元:国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000055.html
八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/97/30435.html
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/24/42677.html

大家さんも入居者も安心するために、不動産会社ができること

高齢の方のお部屋探しでは、物件をご紹介するだけでなく、入居される方の状況と大家さんのご心配を整理することが大切です。そのうえで、不動産会社が担える役割と、福祉や医療などの専門機関が担う役割を分けて考えます。

本人の希望と生活状況に合った物件を探す

家賃、エリア、階数、設備、通院先までの行きやすさなど、ご希望の条件を整理します。ご本人の暮らしぶりや必要な支援に合ったお住まいを考えることが重要です。年齢だけで機械的に判断せず、物件ごとの受け入れ条件や支援の体制を確認します。

大家さんに必要な情報を適切に伝える

入居の審査では、家賃のお支払い方法、緊急時の連絡先、必要な支援の体制などを整理してお伝えすることが役立つ場合があります。

一方で、ご本人の同意なく、病歴や認知症に関する情報などを必要以上に共有することはいたしません。プライバシーに配慮しながら、契約の判断に必要な情報を適切に取り扱うことが大切だと考えています。

必要に応じて行政や福祉の相談窓口につなぐ

不動産会社だけでは解決できない暮らしのお悩みについては、地域包括支援センターや居住支援の相談窓口におつなぎする方法があります。八千代市居住支援協議会のような地域の連携体制も大切な支えです。入居前だけでなく、入居後の暮らしでも必要な支援につながれるようにすることが大切です。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/44/68051.html
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/97/30435.html
国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr7_000026.html

高齢者の賃貸入居に関するよくある質問

Q. 高齢者の一人暮らしは賃貸住宅を借りにくいのでしょうか?

物件や大家さんの考え方、保証会社の審査、収入、緊急連絡先などによって、入居の条件は違います。高齢であることだけで、すべての物件に入居できないわけではありません。高齢の方の入居に理解のある物件や、住宅セーフティネット制度を活用する方法もあります。

Q. 認知症があると賃貸住宅を借りられませんか?

認知症の診断があることだけで、すべての物件に入居できないと決まるわけではありません。ご本人の生活状況、必要な支援、物件の契約条件などを確認する必要があります。状態に応じて、地域包括支援センターや介護サービスなどと連携する方法もあります。

Q. 孤独死が心配な場合、どのような見守りサービスがありますか?

ご家族による連絡、民間の見守りサービス、緊急通報システム、居住サポート住宅などがあります。それぞれ支援の内容や利用の条件が違います。八千代市の緊急通報システムは、対象者の条件を満たすかどうか、市にご確認ください。

Q. 生活保護を受給していても高齢者向けの賃貸住宅を探せますか?

住宅扶助の基準や物件の契約条件を確認しながら、お部屋探しを進める方法があります。入居の条件は、物件や保証会社によって違いますので、個別の確認が必要です。家賃や初期費用などは、担当のケースワーカーに事前にご相談ください。

Q. 八千代市で高齢者の賃貸入居について相談できる窓口はありますか?

介護や福祉のご相談は地域包括支援センター、住まいの確保に関するご相談は市の居住支援の窓口など、お悩みに応じて問い合わせ先を選べます。お部屋探しそのものは、高齢の方の入居相談に対応する不動産会社にご相談いただく方法もあります。

参照元:八千代市公式ホームページ
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/97/30435.html
https://www.city.yachiyo.lg.jp/soshiki/44/68051.html

まとめ|高齢者の賃貸入居は見守りや支援体制を整えることが大切

大家さんが心配される孤独死や認知症などの問題には、見守り、緊急連絡先の整備、保証の制度、福祉サービスとの連携など、いくつもの対策があります。これらは役割がそれぞれ違いますので、混同せず、組み合わせて考えることが大切です。

高齢の方の入居は、ご本人だけ、大家さんだけ、不動産会社だけで解決するものではありません。必要に応じて、行政や福祉の関係者が連携することが重要です。

八千代市には、高齢者見守りネットワーク活動、緊急通報システム、地域包括支援センター、そして2026年8月に設置された居住支援協議会などの仕組みがあります。制度の利用条件やお部屋の契約条件は、それぞれ確認が必要ですので、早めにご相談いただくことをおすすめします。

お住まい探しでお困りの方へ

「高齢だから賃貸住宅が見つからないのではないか」「一人暮らしなので大家さんに断られないか心配」「生活保護を受給しているけれど、安心して暮らせる住まいを探したい」――そんなお悩みはありませんか?

千葉県八千代市八千代台を拠点とする株式会社優先席では、高齢の方や生活保護を受給されている方など、住まい探しにご不安を抱える方のお部屋探しをお手伝いしています。ご希望のエリアや家賃、生活の状況などを伺いながら、条件に合うお部屋を一緒に探します。

生活保護を受給されている方は、住宅扶助の基準や初期費用などを担当のケースワーカーに確認しながら進めてまいります。必要に応じて、行政や福祉の相談窓口のご利用もご案内します。

※物件の契約条件や入居の審査は、大家さん、管理会社、保証会社などによって異なります。空室の状況や入居条件によっては、ご希望に沿えない場合があります。

※制度の内容、金額、対象となる条件は変更されることがあります。2026年10月17日時点で確認できた公的情報をもとに作成しています。最新の情報は、各公式サイトでご確認ください。